2022年06月19日 [外壁塗装]

外壁塗装の際は、塗料選びが一つの大きなポイントになります。
塗料によって、耐用年数やツヤなどが大きく変わってくるからです。
しかし、塗料にも種類がたくさんありどのように選べば良いのかわからないという方も多いでしょう。
そこで今回は、外壁塗料の種類と、失敗しない塗料選びの方法についてご紹介します。

□塗料の種類

塗料はかなりバリエーションが豊富になっており、複雑に感じられますが、大きく6種類に分けられます。

1つ目は、アクリル塗料です。
アクリル塗料はアクリル樹脂からなる塗料で、なんと言ってもその価格の安さがポイントです。
しかしその分、耐用年数が短く、6〜8年程度で塗り直しが必要になります。
そのため、現在外壁の塗り替えで使われることはほとんどありません。

2つ目は、ウレタン塗料です。
ウレタン塗料はウレタン樹脂から成る塗料です。
アクリル塗料よりかは長くもちますが、他の塗料と比べると耐久力に乏しく最近はほとんど使われなくなりました。

3つ目は、シリコン塗料です。
シリコン塗料は、シリコン樹脂から成る塗料で、耐用年数、費用共に標準的でバランスの良い塗料です。

4つ目は、ラジカル制御型塗料です。
ラジカル制御型塗料は、価格がシリコン塗料とほぼ変わらないにも関わらず、耐用年数がシリコン塗料よりも1〜2年長い12〜16年のため、今最も人気の塗料です。

5つ目は、フッ素塗料です。
フッ素塗料はこれまでご紹介してきた塗料に比べると、少し高価ですが、その分耐用年数は長くなります。
フッ素塗料を用いるとツヤが出るため、マットな仕上がりを希望している方には不向きな塗料です。

6つ目は、無機塗料です。
有機物をほとんど含まない無機塗料は、劣化が遅く耐用年数が30年近くあります。
塗り替えの頻度をできるだけ減らしたいという方におすすめです。

□塗料選びで失敗しないためのポイント

これだけの種類があるとどれを選んだら良いのか逆に分からなくなってしまった方もいるかもしれませんが、塗料選びにはポイントがあります。

＊予算

どれくらいの費用で済ませたいのか、という視点から塗料を絞ります。
安い塗料を選んでも、耐用年数が短ければ、また短い周期で塗り直しをすることになるので長期的な目で見て、経済的かどうか考えることが大切です。

＊色・ツヤ

どんな色味に仕上げたいのか、マットな質感か、光沢やツヤはありかなしか、によっても塗料は変わります。

＊機能性

遮熱、断熱、低汚染などのこだわりがある方はそれを満たした塗料を選びましょう。

□まとめ

今回は、外壁塗装の塗料についてその種類と選び方をご紹介しました。
予算の範囲内で、何を重視するのかということが塗料選びでは大切です。
それが耐用年数なのか、見映えなのか、機能なのかは個人によるでしょう。