2024年03月06日 [外壁塗装]

サイディングを使用した住宅は、美しさと機能性を兼ね備え、多くの家庭で選ばれています。

しかし、時間の経過と共にサイディングは劣化し、その美しさを失うことがあります。
この記事では、サイディングの劣化サインをいち早く察知し、適切な塗料で塗り替えることで住宅の寿命を延ばし、美観を保つ方法について掘り下げていきます。

□サイディングの寿命の見分け方とは？

サイディングの耐用年数は約10年とされていますが、周辺環境や建材の質によって変動することがあります。
劣化の主なサインには、以下のものがあります。

1:チョーキング

サイディング表面が粉っぽくなる現象で、触ると白い粉が手に付くことが特徴です。

2:コーキングのひび割れ

サイディングのつなぎ目に使われるコーキング材にひびが入ることです。
水の浸入を防ぐ重要な役割があるため、早期の対応が必要です。

3:塗膜の剥がれや色あせ

塗膜がはがれたり、色が褪せたりすることは、外観の美しさを損ねるだけでなく、サイディング自体の保護機能も低下します。

4:コケやカビ、藻の発生

湿気の多い環境では、サイディングにコケやカビが発生しやすいです。
これらはサイディングの美観を損なうだけでなく、構造への影響も心配されます。

これらのサインを見逃さないことが、長持ちする美しい外壁を維持する鍵です。

□おすすめのサイディング塗料とは？

適切な塗料選びは、サイディングの寿命を延ばし、家全体の美観を保つために不可欠です。
ここでは、窯業系サイディングに適した7種類の塗料を紹介します。

1:アクリル塗料

耐久年数は4〜7年で、価格も手ごろです。
DIYでの塗装にも適していますが、汚れ防止性能は低めです。

2:ウレタン塗料

耐久年数は6〜10年。
汚れ予防やカビ防止の特性を持つ製品もありますが、耐久性は中程度です。

3:シリコン塗料

耐久年数8〜10年。
性能と価格のバランスが良く、色のバリエーションも豊富で人気です。

4:ラジカル制御型塗料

耐久年数12〜15年。
紫外線による劣化を抑制し、長持ちしますが、まだ新しいタイプの塗料であるため、長期的な実績は未知数です。

5:フッ素塗料

耐久年数10〜14年。
耐久性と美観が特徴ですが、価格は高めです。

6:光触媒塗料

耐久年数15〜20年。
汚れ分解機能があり、環境に優しいが、価格が高く、施工には専門技術が必要です。

7:無機塗料

耐久年数15〜20年。
紫外線や熱に強く、長持ちしますが、価格は高めです。

□まとめ

サイディングの劣化サインを見逃さず、適切な塗料を選ぶことで、家の外壁を長期にわたり美しく保てます。
耐用年数、価格、見た目などを考慮して、自宅に最適な塗料を選びましょう。
伊勢市・松阪市周辺で外壁塗装をご検討中の方は、当社までお問い合わせください。