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2024年06月06日 [外壁塗装]

基礎塗装のメリットとデメリットについてご紹介します!

家の基礎は、建物全体を支える重要な役割を担っています。
しかし、常に水分や湿気にさらされているため、劣化が進行しやすい場所でもあります。
基礎の劣化を防ぐために、塗装を検討している方も多いのではないでしょうか。
ただし、基礎塗装にはメリットだけでなく、デメリットもあることを理解しておく必要があります。
本記事では、基礎塗装のメリットとデメリット、そして基礎部分の劣化症状について詳しく解説していきます。

□基礎塗装のメリットとデメリット



基礎塗装を行うべきかどうかは、一概に判断できる問題ではありません。
メリットとデメリットを十分に理解した上で、自宅の状況に合わせて慎重に検討する必要があります。

*基礎塗装のメリット

1:外観が美しくなる

基礎を塗装することで、家全体の印象が明るくなり、美観が向上します。
特に、新築時や外壁塗装と合わせて基礎塗装を行うと、統一感のある仕上がりになります。

2:防水性が向上し、劣化を遅らせられる

塗装によって基礎表面に保護膜ができるため、水分の浸入を防ぎ、劣化の進行を遅らせることができます。
ただし、これは基礎自体に大きな損傷がない場合に限ります。

*基礎塗装のデメリット

1:基礎の内部的な劣化は防げない

塗装は表面的な処理であり、基礎内部のひび割れや鉄筋の腐食などは防ぐことができません。
構造的な問題がある場合は、塗装ではなく補強工事が必要です。

2:内部の劣化に気づきにくくなる

塗装によって表面が覆われてしまうため、基礎の劣化症状に気づきにくくなります。
定期的な点検が難しくなる可能性があります。

3:通気性が低下する恐れがある

塗膜によって基礎の通気性が損なわれ、湿気がこもりやすくなる可能性があります。
結果的に、劣化を促進させてしまう危険性もあるのです。

4:すぐに汚れや剥がれが生じる

基礎は地面に近いため、雨水の跳ね返りや泥はねなどで汚れやすく、塗装が剥がれやすい環境にあります。
メンテナンスが大変になる可能性が高いでしょう。

□基礎部分の劣化症状



基礎塗装を検討する前に、現在の基礎の状態を確認しておくことが大切です。
以下のような劣化症状がないか、チェックしてみましょう。

1:ひび割れ

コンクリートは、水分の吸収や乾燥によって膨張と収縮を繰り返します。
また、気温差による伸縮も生じます。
これらの影響で、基礎にひび割れが発生することがあります。
放置すると、ひび割れが進行し、内部の鉄筋が錆びる恐れがあります。

2:汚れやシミ

雨染みやサビ汁、カビ、苔など、基礎表面の汚れは要注意です。
これらは、水分が吸収されている証拠であり、劣化が進行している可能性が高いです。
早めの補修と塗装で、劣化を食い止める必要があります。

3:鉄筋の腐食

コンクリートの劣化が進むと、内部の鉄筋が錆びてしまうことがあります。
本来、コンクリートのアルカリ性が鉄筋を保護する役割を果たしていますが、長年の雨水や二酸化炭素の影響でコンクリートが中性化し、鉄筋の保護ができなくなるのです。
鉄筋の錆びは、ひび割れを引き起こす原因となります。

□まとめ



基礎塗装には、外観の向上や劣化の予防というメリットがある一方で、内部の劣化は防げない、通気性の低下、メンテナンスの大変さなどのデメリットもあることがわかりました。
また、基礎の劣化症状としては、ひび割れ、汚れやシミ、鉄筋の腐食などがあげられます。

基礎塗装を行うかどうかは、基礎の現状と将来的なメンテナンスの負担を考慮して、慎重に判断する必要があります。
まずは、専門家に相談して、自宅の基礎の状態を確認することをおすすめします。
その上で、塗装のメリットとデメリットを天秤にかけ、最適な選択をしていきましょう。

伊勢市・松阪市周辺で住宅のお悩みをお持ちの方は、当社にご相談ください。

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