2024年06月16日 [外壁塗装]

外壁塗装を検討している方の中には、雨の多い時期に工事を行うことに不安を感じている方もいるのではないでしょうか。
確かに雨は外壁塗装に悪影響を与える可能性がありますが、適切な対策を講じることで、品質を保ちながら工事を進めることができます。

本記事では、雨が外壁塗装に与える影響と、雨が続く場合の外壁塗装のポイントについて解説します。
これらの情報を参考に、安心して外壁塗装を進めていただければと思います。

□雨が外壁塗装に与える影響

外壁塗装において、雨は品質低下や工期延長などの悪影響を及ぼす可能性があります。
以下に、具体的な影響について説明します。

1:塗料の希釈率が変化し、耐久性が低下

外壁塗装で使用する塗料は、水性塗料や油性塗料など種類によって適切な希釈率が定められています。
雨水が塗料に混入すると、この希釈率が崩れ、塗料本来の耐久性が発揮されなくなる恐れがあります。

2:乾燥時間が大幅に延長

雨天時は湿度が高くなるため、塗膜の形成に必要な乾燥時間が通常よりも長くなります。
各工程で乾燥時間が延びることで、外壁塗装工事全体の工期にも影響を与えかねません。

3:塗装面の仕上がりが損なわれる

塗装直後の外壁に雨水が付着すると、塗膜が十分に硬化していないために、塗装ムラやまだら模様などの不具合が生じる可能性があります。
これにより、外壁の美観が損なわれてしまいます。

4:塗膜の剥がれやひび割れを引き起こす

雨水の混入や高い湿度により、塗膜が適切に形成されない場合があります。
不完全な塗膜は、剥がれやひび割れなどの原因となり、外壁の保護機能を低下させてしまいます。

□雨が続く場合の外壁塗装のポイント

雨の多い時期であっても、いくつかのポイントを押さえることで、外壁塗装を適切に行うことができます。

1:天気予報を確認し、入念に段取りを組む

一週間分の天気予報をチェックし、雨の日と塗装作業がかぶらないようにスケジュールを調整します。
降水確率や湿度、風速なども考慮し、施工業者と協力して最適な作業計画を立てましょう。

2:雨水や湿気に強い塗料を選択する

雨天時でも塗装可能な特殊な塗料を使用するのも一つの方法です。
例えば、関西ペイントの「アレスダイナミックTOP」は、濡れた面でも高品質な仕上がりを実現できる画期的な塗料として注目されています。

3:外壁への雨水の影響を最小限に抑える

施工業者が「雨養生」という方法で、外壁に直接雨が降り注がないように対策を講じることもできます。
マスカーテープを用いて屋根を延長することで、軽度の雨なら作業を続行できます。
ただし、大雨や強風時には適さない場合もあるため、業者の判断に委ねる必要があります。

4:塗装以外の作業を優先的に進める

外壁塗装には、塗装以外にもさまざまな作業が伴います。
これらの作業は雨天時でも行えるため、天候に合わせて作業内容を調整することで、工期全体の効率化を図ることができるでしょう。

□まとめ

雨は外壁塗装に悪影響を及ぼす可能性がありますが、天気予報の確認、適切な塗料の選択、雨養生の実施など、様々な対策を講じることで、品質を維持しながら工事を進められます。

施工業者との綿密な打ち合わせを行い、雨天時でも効率的に作業を進められるよう、柔軟に対応していくことが重要です。
外壁塗装を検討している方は、これらのポイントを押さえて、安心して工事に臨んでください。

伊勢市・松阪市周辺で外壁塗装を検討している方は、当社にご相談ください。